i_medical

8/25 東洋経済オンライン

『フランスで医療保険が売れない理由 日本人は保険に入りすぎなのか』

先日こんな興味深い記事を見つけました。
フランスでは「保険=金融商品」であり、「医療保険」が売れないのだとか。それは、ガンなどの重篤な病気にかかった場合、国が全額費用をだしてくれるからだそうです。
全額面倒みてくれるなら、それは安心ですよね!

日本の健康保険制度も充実していると言われていますが、長期的に大金が必要な病気にかかった場合、健康保険だけでは苦しくなります。高額療養費制度というものがあり、1か月あたりの医療費支出上限が定められているとはいえ、一般の人で月に8万円~9万円までは自己負担となるのですから大変です。しかも「完治」するまでに何年かかるかわからない病気も多くあります。

「日本の健康保険制度はよくできていて、高額医療制度で出費にも上限があるから、医療保険はいらない」
という説もよく耳にしますが、家計から8~9万円が出ていくというのは、決して楽に出せる額ではありません。
しかもそれは「保険適用」の治療のみであり、何か保険のきかない治療をしようとすればこの対象にはならず、100%自己負担ですから、やはり月に8万~9万円ではすまないことが多いように思います。
例えば、「ガン」という病気は年々患者数が増えてきています。食生活の変化が原因と言われており、今後ますます発病率が高くなる可能性があるとも予測できるでしょう。

医療保険は無用と、いう人もいますが、元気なうちは無駄なお金となってしまっても、いざという時のための必要経費とみなすほうが賢明だという考え方が医療保険です。
確かに、無駄になるかもしれません。でも元気なうちに、月に一度飲みに行くぐらいの出費で将来の安心が一つ買えると思えば、考え方も違ってくるかもしれません。

日本もフランスのように、国が全額負担してくれるようになったら、医療保険もいらなくなるかもしれませんね。

Related Projects