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いわゆる十分に力を出す者に限って、おのれに十二分の力があり、十二分の力を出した者がおのれに十五分の力あることがわかってくる

教育者・経済学者である新渡戸稲造の言葉です。
「もっと給与をあげてほしい」「あの人さえいなければもっと気分よく働いてよい結果を出せるのに」「あの従業員は全然使えない」など等、色々な人と関わっていると、不平・不満を耳にすることがあるでしょう。
そして、そういう不満を口にする人に限って、自分の力でなんとかそれをやり遂げようとする人が少ないと思いませんか?
何か事象が起こった時、人は以下2つのパターンに分かれます。

  • 周りのせいにして不平、不満を言い、自分は何もしない =他責
  • 自分に原因の一端があると解釈し、改善しようと行動する =自責

あなたはどちらでしょうか?
私を含め、多くの人は気を抜くと「他責」になってしまいがちです。常に自分を戒めながら、「自分が改善できることはなんだろうか」と考える癖をつける必要があります。
新渡戸稲造の言葉は、「自責」の意識がなければピンと来ないかもしれません。
いくら「自分は朝から晩まで働いて100%力を出し切っている」と思っていても、人のせい・環境のせいにしていては、長時間働いたところで道は開けません。
つい人や環境のせいにしたくなってしまったり、困難な状況に陥ったときは

  • 自分にできることは何か
  • この悪条件でもできることは何だろうか

という思考回路を持って十分に行動すれば、新しい道が開けて「十二分」の領域を見出し、それを積み重ねていくことで「十五分」を実現させることができるのかもしれません。
新しいことや知らないことは誰にとっても大変なことですが、そこから逃げださずに向き合って努力することが、人間的な成長にもなり、成果にもつながるのでしょう。

新渡戸稲造


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