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数年来天皇ご退位の問題が審議されていますが、いよいよその時が近づいてきているようですね。皇室に関するご意見は様々だと思いますが、仕事上は色々な影響がありそうです。

1:システムの改修

「クラウドサービス」というものを使っていれば自動的に更新されるかもしれませんが、給与システムや人事システム、在庫管理システムなどで「昭和」「平成」という表記になっているシステムを利用していませんか?

そういう方は、このシステムに新しい元号を入れるため、システムの改修が必要になる可能性があります。システム改修にはまとまった費用がかかる可能性がありますので、今から見積もって予算を取っておく必要がありそうです。

また、ホームページなどを格納している「サーバー」も改修が入ると思いますので、サーバーが一時的につながらない可能性もあります。会社案内が目的のホームページならそれほど影響はないでしょうが、ホームページがないとお客様に迷惑がかかるというような企業の場合は、各サーバー会社にそのようなことがないか、確認をしておきましょう。

2:印刷物データに注意!

例えば毎年独自のカレンダーや手帳を作っている企業などは注意が必要です。年末にはご挨拶周りの時、来年のカレンダーをもっていくことが多いと思いますが、印刷入稿時に必ず元号が新しくなっているか確認しましょう。「平成」のまま持っていくと、せっかく持参したのに使ってもらえない恐れがあります!

また、「平成27年」を「平成28年」に修正する時などは数字だけを変えればよかったですが、請求書などの帳票・給与明細など、社内のあらゆる書類に「平成」が入っていないかもチェックが必要です。オリジナル手帳なども同じく、元号表記に注意が必要です。

今のところ、2018年1月1日を新元号にかえるタイミングとする、という説が有力ですので、年末の忙しい時期にこれらの準備が重なってしまいます。印刷会社も多忙を極めることになるでしょうから、その辺も見越して準備しておきたいものです。

3:西暦表記に統一すれば今後が安心

元号を使っている企業はこれを機に西暦表記に変えてしまうというのも賢明かもしれません。元号は一定期間たてばまた変更がありますし、今回西暦表記にしておけば、次のときに慌てることなく悠々とその様子を見守っていられるでしょう。

昭和、平成などの元号は日本ならではの文化であり、これまで受け継がれてきたものを守っていきたいという気持ちもありますが、やはり仕事面では西暦に合わせていくことが不要な費用も使わなくてよく、便利になるのでそういう企業がほとんどになっていくのではないかと思います。


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