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「明日を担う子どもたちの健やかな成長を願い、みんなに愛される、独創性に富んだ、品質の良いおもちゃをつくり、より豊かな子ども文化の創造を目指す」

埼玉県出身の富山栄市郎は、タカラトミーの創業者です。

「おもちゃの会社なんてあまり身近でないな」と思われるかもしれませんが、ダッコちゃん、リカちゃん、人生ゲーム、黒ひげ危機一発、チョロQ、ファービーと、それぞれの時代でヒット商品をとばし、世代を超えて愛される商品を生み出している日本が誇る優良企業です。

富山栄市郎は幼いころから製本会社で丁稚奉公をしていたようですが、過酷な労働の日々に関わらず、早朝から勉学に励み、英語などにも親しんだのだそうです。

英語や外国に興味を持つ中で、当時日本にはまだなかったような船や飛行機などを、本屋にうっている外国雑誌を見て、想像をふくらませていたのだそうです。

それが後に海外への進出となり、「トミヤマ」の名を世界で知らしめることになるのです。

富山は単におもちゃづくりが好きだっただけではなく、「何のために自分はおもちゃをつくっているのか」と、自問自答してきたのでしょう。

今でも語り継がれている彼のこの言葉にその気持ちが詰められているようです。「トミー」は外国ではニックネームとしてよく使われるのですが、現地の人からも「トミー」という愛称で慕われていたのかなと想像しました。

私達の仕事も一見「目の前にある仕事」ですが、それは巡り巡って社会とつながり、人々が生きる中で何かしらの貢献になっているものです。

そのことを常日頃は忘れがちですが、富山栄市郎のようにこの気持ちを大切にしていれば、人生の大半を費やす「仕事」に命が吹き込まれるのではないでしょうか。


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