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一昔前の「消費者金融」は、どことなく危険な香りがし、普通の人なら寄り付かないところであったのですが、昨今は「銀行」の傘下に入った消費者金融も多く、「ローンはローンでも銀行からの借り入れだから、安心して借りられる」という気持ちにさせてしまうようです。

銀行の傘下に入ったとはいえ、消費者金融の実態や高い年利はかわっていません。
単なるイメージ戦略で今までは敬遠していた人も、気軽に借りてしまう世の中になってしまいました。

銀行も経営が厳しいのでしょうが、あまりにも気軽にローンを勧めるのはいかがなものかと思います。
また、クレジットカード会社の「リボ払い」も同様で、「月5000円ずつでいいんですよ!」とあたかも素晴らしいサービスを提供しているようにアピールしていますが、要は金利で売り上げを上げたいだけの話です。

しかしそれに気づかず「なんて便利なんでしょう!」と気軽な気持ちで高い金利を払っている人も少なくありません。

そんな中、先日発表されたオンラインショッピングサイト「ZOZO(ゾゾ)タウン」の「ツケ払いサービス」。
これはカードを持っていないような未成年でも、商品を買っても支払いを2か月遅らせることができるというサービスです。

サービス利用料は324円。54000円と上限設定があり、滞納しても利息は発生しないというものの、気軽な気持ちでサービスを利用して後から困る、という人が続出することは想像に難くありません。
未成年のお子様がいる方は、その危険性を十分伝えておかれるほうが良いとおもいます。

よほどの事情がない限り、利息はなるべく避けたいものです。
今すぐ買う必要がないのであれば、お金をためてから数か月後に買うとか、大きな買い物に備えて毎月少しずつ「特別支出用貯金」をするなどの心がけがあるとよいですよね。

余計なお金を払っている人もいれば、賢く節約をしている人も多くいます。
例えば保険でいうと、毎月支払っている保険料を年払いにすることで、大抵の場合約1か月分の保険料が安くなります。

お金の知識はなかなか学校で教えてくれませんから、個人や家庭内で「学ぶこと」が必要です。
利息や年利計算の仕組みを少し学んでみれば、「こんな無駄なお金絶対払いたくない!」と思うことでしょう。

「情報社会」「情報弱者」という言葉もでてきましたが、情報が得られていない人は「弱者」として見られる世の中です。自分が弱者になって不必要に搾取されないよう、アンテナを立てておきたいものです。


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