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ある年齢を過ぎると結婚式がめっきり減り、かわりにお別れの会に参列する機会が増えてきます。

こういうときのマナーは学校でも習いませんし、結婚式と違って突然やってくるものなので、心構えをもつ時間がなくて不安のまま参列することも多いのではないでしょうか。
いざというときのために、普段から最低限揃えておきたいものをチェックしておきましょう。

持ち物は普段から準備。一式そろえて家と会社に置いておく
突然参加になるお通夜は喪服ではなく、平服で構わないとされています。
喪服でいくと予測していて準備万端だったかのようにとらえられることから、そのような慣習になったようです。
(もちろん時間があって喪服に着替えられるならそれでもよいそうです)

しかしいくら平服といえども、赤やピンクなど派手なネクタイは控えたいもの。
今どき100円均一ショップでも黒いネクタイが売られているぐらいですから、ネクタイ・靴下は黒にかえていきましょう。

とはいえ、いざとなると100円均一ショップも「どこにあったかな?」と、必要なときほど思い出せないことがありますから、「白いシャツ・黒い靴下・ネクタイ・数珠・香典袋・薄墨のペン」をセットにし、家と会社それぞれにおいておくとよいでしょう。

香典袋は「御霊前」と書くのが無難
日本は仏教徒の数が多いため、「御香典」と記す方のほうが多いかもしれませんが、参列するお式が仏教式なのかどうかは行ってみるまでわからないこともあります。

その点「御霊前」はキリスト教でも神道でもつかえるとあり、こう書いておけばまちがいないようです。
「御霊前」と書き、自分の名前を下部に記しますが、必ず用意しておいた薄墨のペンで書きましょう。

また、香典袋の水引をかける前に気をつけることがあります。
上下にパタパタと畳み込むようになった香典袋の場合、まずは下部をたたみ、それから上部をたたみます。

これは結婚式の場合は逆で、お通夜やお葬式の場合、「こうべを垂れて悲しみを表す」という意味があり、上部を上からかぶせるのだとか。
また、地域によってお香典を渡すタイミングが異なるようですから、周りの様子を見てお渡ししましょう。

参列した時にかける言葉
実際に参列した時にまず悩むのは、「ご遺族の方になんと言葉をかければよいのか」ということではないでしょうか。

「このたびはご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます」と、この言葉を覚えておき、心を込めてお伝えするとよいでしょう。

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