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「火災保険」というと「火事になったときに補償してくれる保険」というイメージがありますが、実は暴風やひょう、雪などで被害を受けた時にも火災保険が守ってくれます。

例えばこれからの季節注意が必要な台風。強風がふいて屋根が破損した場合は火災保険の「風災」が適用となります。

また、先月にありましたような急な「ひょう」で窓ガラスにひびが入った、というときも火災保険がカバーします。

冬には「大雪で車庫の屋根が落ちてきた」、というような事故を時々ニュースで見かけますが、このような時にも火災保険から保険金が支払われます。

台風では強風だけでなく「大雨」によって洪水となり、床上浸水などの可能性があります。大雨の影響で土砂崩れが起こり、土砂によって壁が破損するという被害も「水害」とみなされ、火災保険でカバーできます。

もちろん、「うっかりお風呂のお湯を出しっぱなしにして浸水した」というように、個人の過失によるものはあてはまりません。

たいていの火災保険がこれらをセットにしていますが、ご家庭の火災保険証書をぜひご確認ください。

法人の場合は上記に加え、被災しなければ得られていたであろう利益や、被災により従業員に給料の一部を支払いながら休業させざるを得ないようなケースにも備えられる保険があります。

災害はいつ自分の身に降りかかるかわかりませんし、「私は大丈夫」と侮っていると、いざというときに大変なことになりかねません。

企業の財産を守るという保険に加入する以外にも、日ごろからできる準備を心がけておきたいものです。


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火災保険

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