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~「人間は小さなことで感情的に怒るようでは大業は成就しない。どうか、この1年間絶対そういう気持ちにならないようにと、年のはじめごとに心に近い、それを生涯にわたって実行した」(塙保己一 伝記より)

塙保己一は、埼玉県本庄市児玉町出身の学者ですが、7歳の時に病が原因で失明しています。
その後職業訓練校で多くの学問を身につけ、人の倍以上に努力をしたため、約6万冊の書籍をすべて記憶していたと言われています。

目が見えないというハンディキャップを努力で乗り越える姿勢は健常者はもちろん、同じようにハンディキャップをもつ人をも勇気づけています。

埼玉県は「塙保己一賞」というものをつくり、彼の考え方や精神を私たちの世代に受け継いでいく活動をしているようです。

「埼玉県には、幼くして失明したにもかかわらず、学問の世界に果敢に挑戦し、文化史上未曾有の文献集「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」を編集・出版した江戸時代後期に活躍した大学者がいます。

世界的な偉人として讃えられるヘレン・ケラーも人生の目標とした本庄市出身の塙(はなわ)保己一(ほきいち)です。

埼玉県では、平成19年度から塙保己一の精神を受け継ぎ、障害がありながらも不屈の努力を続け社会的に顕著な活躍をしている方又はこのような障害者のために様々な貢献をしている方に「塙保己一賞」をお贈りしています。」(埼玉県HPより)

何の不自由もないはずなのに不足点ばかりを見てしまう、不自由なことを嘆くばかりで自分の力で乗り越えようとしない、というのは我々凡人にはありがちですが、ちょっと視点を変えてみるだけ、ちょっと努力をするだけで取り巻く環境はがらっと変わることがあります。

楽観的過ぎて身を破滅においやるようではいけませんが、どのような状況でも物事の明るい面・よい側面をとらえて前進できる人間でいたいものです。

【参考】
本庄市塙保己一記念館
http://www.city.honjo.lg.jp/kanko_bunkazai/rekishi/1458009475456.html

埼玉県HP
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0604/hanawa/


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