偉人の言葉 本田宗一郎(ほんだ・そういちろう)
「日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。
どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである」
2015年の抱負はなんでしたか?
まだ1か月ほど前のことですから覚えていらっしゃることと思いますが、どんな目標でも、この本田氏の言葉の通り、失敗を恐れずにチャレンジしたいものですね。
今回ご紹介した本田宗一郎氏は、言わずと知れた「本田技研工業」の創業者です。
世界に日本の名を知らしめた著名な経営者として有名ですが、その人柄を垣間見る様々なエピソードから、経営者としての高い人格と、人徳を感じます。独創的・斬新な性格であっただけではなく、情に厚く、人間味のある人間性があってこその成功だったのだと感じます。
昨年は2020年の東京オリンピックが決定されました。これから2020年にむけて、あらゆる場面で国際化が進んでいくでしょう。
「あと5年」というのは、中期計画が立てやすい期間です。
会社を経営していらっしゃる方であれば、2020年にむけて計画を立て、2015年は何をすべきかと考えるよいきっかけになっているのではないかと思います。
そういう意味ではこの5年、どの経営者も気持ちを込めて経営に取り組んでこられることでしょうから、ここでチャレンジするかしないかで、大きく差がついてくる可能性があります。
本田宗一郎氏の言葉の通り、今まで着手できてこなかったことに、今年は思い切ってチャレンジしてみませんか。新しいことを行うとリスクはつきものですが、バランスを見ながらも少し思い切って、経営の舵をきってみてはいかがでしょうか。
従業員から改善案が出ることもあるでしょうが、思い切った経営改革は経営者しかできません。経営者自身がしっかりと学び、人徳を高めながら、経営の責任を全うしたいものです。