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一日の始まりはメールのチェックから、という人は、多いのではないでしょうか。経営者の方のみならず、学生や主婦の方でも、朝一番にメールをチェックするという人が多いと聞きます。
それぐらい、メールのやり取りは私たちの日常には欠かせない、重要なツールになっています。

けれどもちょっと思い出してみてください。
つい20年前ぐらいまでは、携帯電話を持っている人はごく一部、パソコンを使ってメールをする人も少なかったものです。
そのころの連絡手段といえば、固定電話かお手紙でしたが、そんな時代がすでに懐かしくなってきていることに驚きます。
携帯電話やパソコンで、メールができない日常など、もう考えられないという人も多いのではないでしょうか。

先日、ご高齢の方との出会いがあり、メールができないため、お手紙を書くことになりました。パソコンで書いて印刷すればよいのですが、とても風流な方でしたので、せっかくですから手書きでご連絡しようと、久しぶりにレターセットを買いに行きました。
お店に行くと、陳列棚はすっかり秋。コスモスや月見の絵柄がはいったものが並べられており、どれが喜ばれるだろうと相手の方のことを考えながらレターセットを選ぶのは、思いのほか楽しいものでした。

忙しい毎日の中で、相手の喜ぶ顔を思うこと、四季の美しさを感じること、人や自然に感謝することは、もしかすると人間にとって重要なことなのかもしれないなと、ふと思いました。

そうそう、今年のお月見は9月8日、月曜日だそうです。
すすきとだんごを買って、夜空を見上げる時間をもってみるのはいかがでしょうか。