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今回は本のご紹介。
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「全盲の僕が弁護士になった理由」 
 あきらめない心の鍛え方
 大胡田 誠  (日経BP社)

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この本の著者は、幼いころにだんだん目がかすみ、ある日、「光」も感じられず、全盲になった方です。その後幾多の苦労を経て、何度も司法試験に挑戦し、弁護士になって現役で活躍されています。

だんだん視界がせばまり、光も感じなくなるとは、想像だにしない絶望感があったに違いありません。
しかし著者は、この精神的な苦しみと戦いながらも、司法試験を受け続けて弁護士になりました。無謀とも思える挑戦をするときに、自分を信じてやり通す力は、尊敬に値します。

人間だれしも、つらいときや悲しい時があるものです。
自信がなく、価値を感じられなくなる時もあるかもしれません。
特に会社を経営している方は重責を感じ、相談する相手もいないという方は珍しくありません。

この本の中にはこんな言葉があります。

「『だから無理だ』と逃げるよりも、『じゃあどうするのか』と考えるほうが人生はがぜんおもしろくなる」

これは著者が生涯を通じて証明してこられたことだと思います。
私たちには計り知れない苦労や悔しさがあったでしょうが、それも「じゃあどうすれば道が開けるか」と考えて、ただただ努力をしてきた著者の一言一言が、私たちを勇気づけ、日々の悩みや苦労を吹き飛ばしてくれるかのようです。
この本を読んで、勇気と元気をいただきました。

今年も残すところあと数か月。後悔のないよう、全力でお客様のためにできることを行いたいと思います。

以下、amazonより抜粋
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著者について
大胡田 誠 (おおごだ・まこと)弁護士

1977年静岡県生まれ。先天性緑内障により12歳で失明する。
筑波大学付属盲学校の中学部・高等部を卒業後、慶應義塾大学法学部を経て、慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)へと進む。
8年に及ぶ苦学の末に、2006年、5回目のチャレンジで司法試験に合格。
全盲で司法試験に合格した日本で3人目の弁護士になった。
07年から渋谷シビック法律事務所に在籍し、債務整理や家事事件(相続、離婚など)、国選弁護などに従事するほか、障害者の人権問題についても精力的に活動している。
趣味はランニング。09年にニューヨークシティマラソンに出場し、5時間16分で完走した。

http://www.amazon.co.jp/全盲の僕が弁護士になった理由-大胡田誠/dp/4822264378

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