i_20141016

上杉鷹山(うえすぎようざん)は、以下の名言で有名な方ですが、他にもこんな名言を残しています。

「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

==========

働き一両
考え五両
知恵借り十両
コツ借り五十両
ひらめき百両
人知り三百両
歴史に学ぶ五百両
見切り千両
無欲万両

==========

どの言葉にもはっとさせられますが、私たちにもすぐできそうなところに目を向けますと、「考え五両、知恵借り十両、コツ借り五十両」というところでしょうか。

単に目の前のことをこなしているだけでは「一両」の価値しかありません。まずは自分で「考え」、そのうえで人の知恵をかり、コツをみつけようということでしょう。
ここで重要だと思うのは、「まずは考える」という点です。
自分で考えることをせず、とにかく人に聞くというのは相手に失礼になるかもしれません。

ただ、人に知恵を借りるということは、意外なほど難しいのです。
知恵を借りるには、「自分の知識は不十分」と、自分の至らなさを認め、素直に謙虚になってはじめて、「人に伺う」ことができるもの。
経営者になればなるほど、謙虚になることが難しくなります。

無欲万両といくにはまだまだ修行が必要ですが、まずは素直に謙虚になって、周りが助けてあげたくなるような人間であるよう、徳を積んでいきたいものです。

Related Projects